仕事とは何ぞやと
川村 ただ、今の時代はオール・オア・ナッシングで「どっちかはっきりしろ」と絶えず言われてる気がするんです。なかなか「混ざったほうが面白い」と言ってくれる大人はいないなぁ。
糸井 ほんとだね。どっちかにきっぱりしていたほうが売りやすいとか、ブランド価値があるという幻想をもっているんですよ。さっき「イチゴをのせるのが勝負です」という話をしましたけど、上のイチゴと土台のショートケーキをミキサーにかけてぐにゃぐにゃにしたら本当に混ざりますけど、誰も食べないですよね。でも、それを冷やしてアイスにしたらどうだろうか。
川村 なるほど。それは食べるかもしれない
糸井 そうなんです。つまり、苦しくならないと次の可能性を考えない脳みそになっちゃってるんです。でも、そこを考えるのがいちばん面白いわけで
音楽も仕事も人生も、もっと混ざれば面白いのにね
一つの事をずっと続けられる人はもの凄い才能だと思う。
でも飽きっぽかったりしてそうじゃない人は勿論いる訳だし
そういう人はそういう自分を否定するんじゃなくて、混ぜたやり方を考えればいいんだよな。って自分に言い聞かせてますw
こんな感じで12人の仕事に関する面白い話が聞ける川村元気さんのインタビュー集です
俺も自分の仕事がしたいし誇りを持ちたい