ビジネスこそアート?

ビジネスこそアート

ぼくの哲学より

ぼくの哲学

ぼくの哲学

 

 

ずっとビジネスとアートって相反するものだと思ってたんだけど

こんな文が

 

病院にいた時は事務所のスタッフがちゃんとやってくれて

僕なしで動いてたから、これが活動商売なんだなと思った

それが分かって嬉しかった

その頃すでに商売が最高のアートだと思うようになっていたからね

 

な、なるほどな

この人の中ではビジネス=アート。この発想はなかった

まぁこの本自体、嘘だか本当なんだか分からない所あるけど

 

作品をリサイクルし、人間をリサイクルし、ほかのビジネスの副産物で

自分のビジネスができる

実際、競争相手のビジネスの残り物を使って出来るんだよ

だからとても経済的。そして一番おもしろいやり方ね

理由は今言ったように、残り物というのは本来おもしろいから(p128)

 

 この「人間をリサイクル」って怖いな

サンプリングとかにも通じる概念

「アートは手間暇をかけるべき」みたいな考えと真っ向から対峙してる

 

現代アートビジネスより

 ギャラリストの小山登美夫さんの本です。アート市場の成り立ちについて学べます

クリエイターの人にもおすすめ 

「良い作品なのに売れない」というアート関係者は多いですが

「良い/悪い」「好き/嫌い」と「売れる/売れない」は全く別の話なのです

つまり、どんな作品でも、交換が成り立てばマーケットができ

お金の流れが生まれる

この認識が出来た事がアメリカ旅行の一番の収穫でした(p36)

 

コレな。シャッグスみたいなアウトサイダーな音楽が

今でも名前が残ってるのは、「物好き」がいるから

www.youtube.com

 

悪くても「売れる」可能性

あ、シャッグスは好きですよ

 

良い悪い、好き嫌い=主観的な話だけど

売れる売れないは厳密に「数字」

だから他人にも伝わりやすい

 

 俺は、売れる/売れないというより

 もうちょっとみんなに聴いて欲しいかな。その工夫はしたい

それだけ

 

 ビジネスがアートかどうかは知らん

でも宣伝やマーケティングにはクリエイティブな側面があるかも分からんな

あともう一個引用しておきます

矛盾しているようですが、商業主義と距離を置くことで

逆にものすごく高い価値を生むのもアートなのです

商業主義を拒否することによって

商業価値が上がってしまうことがあり得るのです(p、82)

芸術ってむずかしいな! 

アートコーナー

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サイケなグニャグニャ - ニコニ・コモンズ

 

画質悪い感じが何とも言えん